フランクル先生の手紙

思わず話したくなる話


名著『夜と霧』の著者として知られる
ヴィクトール・E・フランクル先生

そのフランクル先生と生前親交があったのが
医師の永田勝太郎さんでした。

一度は大病に侵され、
生きる希望を失った永田さん。

そんな絶望の状況を救ってくれたのは、
フランクル先生の言葉でした

絶望の淵に立つ一人の人間を救った言葉とは――



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「人生はあなたに絶望していない」
                  
        永田勝太郎(国際全人医療研究所代表幹事)
         
    
      
致知』2015年12月号
        特集「人間という奇跡を生きる」より

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ストレスによって打ちひしがれることは
やむを得ないことだと思います。

でも大事なのは、打ちひしがれた中で
いかに立ち上がるかなんです。

これはレジリエンス(回復力)と呼ばれて、
NHKテレビの特集で話題になって
何冊も本が出ていますが、残念ながら
本質を突いたものはなかなかありません。


このレジリエンスという言葉が
どこから出てきたかというと、
フランクル先生なんですね。

先生は強制収容所の中でこうおっしゃっています。


「一つの挑戦を持っていることは、
 どんなことよりも強いことだ。
 それがストレスを乗り越える力になる」


と。


――そうなのですね。


そのことは僕自身も支えにしてきたことでもあるんです。

先ほど言った僕の大病というのは
フランクル先生が亡くなった
2年後の1999年のことです。

歩くことも立つこともできなくなり、
いくらリハビリに励んでも寝返りさえ打てない状態でした。

お別れのつもりでフランクル先生の奥様に
手紙を書いたところ、いただいたお返事には、


「人間誰しも心の中にアウシュビッツ(苦悩)を持っている。
 しかしあなたが人生に絶望しても、
 人生はあなたに絶望していない。

 あなたを待っている誰かや何かがある限り、
 あなたは生き延びることができるし、自己実現できる


という先生の言葉が添えられていたんです。


私は何百回とその手紙を読み返しましたね。

先生からいただいたいろいろな言葉が、
どれだけ僕を勇気づけ励ましてくれたことか、
計り知れません。






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