そうだ、今夜は「ゆず湯」によう!

寒い季節になってくると、あの酸味を帯びた爽やかな香りで
鍋料理のおいしさを引き立て、冬至の日には木枯らしに
冷えた体をお風呂で優しく温めてくれる「ゆず」。
日本人には古くから馴染みの深い果物ですが、
その素晴らしい健康効果はあまり知られていません。



岡山 栄子(「ゆず」研究家)
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※『致知』2018年1月号【最新号】
※連載「大自然と体心」P130

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ゆずは普段、皮を食べたり、果汁を搾ったりしただけで捨てられてしまいます。

みかんのように実を食べないのは苦いからですが、
その苦味の中に豊富に含まれるリモネンやリモノイドこそが、
がんの予防に効果を発揮する植物由来の抗酸化物質・ファイトケミカルなのです。

また、ゆずの種は古くから、炭のように黒焼きにしたものを粉末状にすり潰し、
リウマチや関節炎、風邪などの薬として重宝されてきました。

種の中には血圧上昇抑制、脳卒中や心筋梗塞の発作予防効果があるヘスペリジンや、
強い抗酸化作用を持つフラボノイド、香りのもとになり殺菌、
抗炎症作用などを持つリモニン、ニモネンなど様々な成分が含まれています。

ゆずの黒焼きを摂ることで血圧が下がり、
降圧剤を全く飲まなくなった方も何人もいらっしゃいます。

さらに、ゆずの食物繊維に含まれるリモネンやリナロールという成分には、
脂肪を分解するとともに、腸の働きを活発にして排泄を促すデトックス効果もあります。

サロンのお客様の中に、在宅介護をなさっているお母様の消化力が衰え、
食が細くなっていくのを何とかしてあげたいとおっしゃる方がありました。

早速、お味噌汁やドレッシングに少しずつ加えるなど、
日々の食事を通じてゆずを摂っていただいたところ、
一、二か月で肝機能の数値が劇的に改善したのです。

またそのお母様は、昔から親しんできたゆずの香りによって食事を楽しまれるようになり、
ご自分から体を動かすまでに元気を取り戻されたのです。



●現代版ゆず湯

1ゆずのわたの部分をティーバッグ袋か洗濯ネットに入れてゆず湯のもとをつくる

2ゆず湯のもとを浴槽に入れ、お湯をはる

3浴槽に浸かりながら、ゆずが入った袋を揉みほぐして成分をお湯に溶け込ませる

丸ごとゆずを入れたゆず湯と違い、わたの部分を使ったゆず湯はお湯がとろとろになり、
強い刺激が苦手な方も安心して入れます。血行促進効果で体が温まり、
冷え性に効果があるほか、リウマチなどの痛みの改善、
新陳代謝アップや潤い美肌効果も期待できます。

冬ばかりでなく、夏場も冷房や冷たい飲み物などで体を冷やしてしまいがちなので、
半身浴や足湯、手浴などに活用していただくと、たくさん汗が出て代謝が進みます。



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