【伝説の対談】 五木寛之氏×稲盛和夫氏

生き方

本日、約40年に及ぶ月刊『致知』の歴史の中から
そのエッセンスを凝縮した一冊の本が出版されました。

『生き方入門』



いまも語り継がれる作家・五木寛之さんと
京セラ名誉会長・稲盛和夫さんの対談
「何のために生きるのか」。
(2004年8月号)

日本を代表する二人の料理人が
互いの人生哲学・仕事哲学を語り合った
地場イタリアン「アル・ケッチァーノ」
オーナーシェフ・奥田政行さんと
日本料理「賛否両論」店主・笠原将弘さんの対談。
(2015年3月号)

リオ五輪でシンクロナイズドスイミングの
日本代表ヘッドコーチに復帰し、
見事、銅メダルを獲得した井村雅代さんの
情熱ほとばしるロングインタビュー。
(2016年12月号)

また、安岡正篤、森信三、坂村真民、平澤興という
『致知』にゆかりの深い先哲の語録集、などなど、
各界20人の先達や一流プロに学ぶ、まさに永久保存版の一冊です。

監修は、創刊以来、月刊『致知』の編集に
携わってきた編集長の藤尾秀昭。
月刊『致知』だからこそ実現できた豪華ラインナップです。

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本日はその中から、作家・五木寛之氏と、
京セラ名誉会長・稲盛和夫氏による
ご対談「何のために生きるのか」より、
その一部をご紹介します。

●稲盛 
(略)顔を見ただけで、また少し話をしただけで、
邪な印象を受け、いくら好条件でも、
商談を進めることを思い止まることがあります。

私は、そのようなことも、人間が自分の思いを
発信しているからだと思うのです。
だから、同じ思いを発している人と引き合ったり、
また異なる思いを発している人と
反発したりするのだと思うのです。

●五木
そういう感覚は非常に大事なことだと僕は思います。
たまたまここへ来る前にプラトンの『饗宴』を
拾い読みしていたら、「ハーモニー」という
言葉が出ていました。

音には合う音と合わない音があって、
合う音が共鳴し合うことによって、
もう一つの新しい音が生まれてくる。

そういうことが人間対人間、
あるいは思想対思想の中にもあって、
その波長、リズムが共鳴するような、
波動の音階があるのではないかと思うのです。

そういうことは、理論で納得するより
感じることだと僕は思うんですね。
古来、宇宙との合一とか、自然法爾、
すなわち、自分が宇宙万物の一部として生み出され、
生かされていることを実感して、
そのことに感謝する、というようなことが
いろいろと言われてきましたが、
そういうことは、理論でずっとたどっていって
納得するのではなく、普段から自分も
自然に感じていた、というようなことって
ありますよね。

●稲盛
ありますね。

●五木
僕は、そういう実感を、いまはもっと
大事にしなければいけないと思っているんです。

いまは情報があまりに氾濫しているために、
自分の実感を情報によって
修正していくことがしばしばあります。

こんな偉い人がこう言っているし、
こんな情報もあるから、自分の思っていたことは
間違っているかもしれないと。

しかし結局後から、やはり最初に
直感的に感じたことのほうが正しかった、
というようなことがしばしばあります。

情報化の時代だなんていわれますが、
いまいわれているのは情報ではないと
僕は思うんですよ。

情報というのは「情を報ずること」だと思うんですね。
情というのは人間の感情とか感覚に当たるものです。

ですから、数字とか統計とかデータというのは、
むしろ情報の下位に属するもので、
本当の情報というのは、人間の心の中の感情を
きちっと把握してそれを伝えることだと思うんです。

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『生き方入門』
監修・藤尾秀昭 (月刊『致知』編集長)
定価=1,200円+税
【詳細・ご購入はこちらから】
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『生き方入門』目次
…………
対 談
…………

●何のために生きるのか
五木寛之(作家)×稲盛和夫(京セラ名誉会長)

●成功への光へと歩み続けて
奥田政行(地場イタリアン「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフ)×
笠原将弘(日本料理「賛否両論」店主)

●人生はあなたに絶望していない
柳澤桂子(生命科学者)×永田勝太郎(公益財団法人 国際全人医療研究所代表幹事)

●相田みつをの残した言葉
相田一人(相田みつを美術館館長)× 横田南嶺(臨済宗円覚寺派管長)

●人生を成功に導くもの
山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所所長)×兒玉圭司(スヴェンソン会長)

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インタビュー・講話
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●本気で向き合えば可能性は開ける
井村雅代(シンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチ)

●幸田露伴が教える運を引き寄せる要訣
渡部昇一(上智大学名誉教授)

●怒濤の人生~かく乗り越えん~
尾車浩一(日本相撲協会巡業部部長・理事)

●後から来る者たちへのメッセージ
鍵山秀三郎(日本を美しくする会相談役・イエローハット創業者)

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偉人の生き方に学ぶ
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●本居宣長「恩頼図」
吉田悦之(本居宣長記念館館長)

●安田善次郎「身家盛衰循環図」
安田弘(安田不動産顧問)

……………
感動秘話
……………

●お母さんから命のバトンタッチ
鎌田實(諏訪中央病院名誉院長)

●マザー・テレサと松下幸之助の教え
上甲晃(志ネットワーク「青年塾」代表)

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先哲の語録に学ぶ生き方の知恵
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●安岡正篤(東洋思想家)

●森信三(哲学者)

●坂村真民(仏教詩人)

●平澤興(京都大学元総長)

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『生き方入門』
監修・藤尾秀昭 (月刊『致知』編集長)
定価=1,200円+税
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