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「致知と私」読者からのお手紙

致知出版社では現在、読者の皆様と『致知』との出逢いや、それにまつわる思い出を「致知と私」として募集しています。
『致知』によって人生に希望を見出した方、逆境を乗り越えた方、自己修養に励まれる方……ありがたいことに、寄せられるお手紙やメールは『致知』への感謝に満ちたものばかりです。
そのお手紙の一部を毎週、紹介させていただきます。

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「ソロバンと論語の考え方を後進に伝えたい」

(千葉県 研修講師 荒木勝利さん)

IT会社に30数年勤め、卒業して5年目になる。 今は、お世話になった会社を中心に恩返しも含めて、営業研修の講師をしている。 数字を追いかけて仕事一途でやってきた。

定年を目前にし子会社転籍となった時、 卒業後のことを全く考えておらず、いきなり「これで終わり!」と ヒ首(あいくち)を突きつけられたような「恐怖感と焦燥感」を感じた。

自分の人生はこれで良かったのか、これから一体どうするのか? 過去を肯定する自分と、否定する自分の葛藤が続き、 新たな方向性を見出せぬまま無為な時間が過ぎていった。
荒木さま

その頃『致知』を思い出した。
自分より遥かに厳しい環境の中で「難局」を克服、
活力ある生き方をしている先達を知り、
何か「大事な忘れ物」をしているのを思い出させてくれた。

致知関連の著書・講演・セミナー・木鶏クラブ等あるが、
特に「生き方」で影響を受けた先達は
「中江藤樹・渋沢栄一・安岡正篤・渡部昇一・稲盛和夫」各氏の
著書・講演である。

渋沢栄一翁の「ソロバンと論語」は、
今最も懸案事項とされている道徳問題、
150年も前に現代社会に警鐘を発していた。


特に、「論語のない経済は犯罪、経済のない論語は戯言である」は、
「人間らしく生きる・働く」ことの重要性を指摘していると思う。
私も微力ながら日本の道徳観念の改善について、
こうして知り得たことを、少しでも後進に伝えていくことが、
自分の役割でもないかと考えている。



(2009年12月4日更新)

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