100字エッセイ「私を支えた母の言葉」コンクール結果発表 画像:母

『偉人を育てた母の言葉』(大坪信之・著)の出版を記念して、「私を支えた母の言葉」をテーマに100字エッセイを募集いたしました。
編集部での一次審査、弊社社長・藤尾秀昭による二次審査を経て、『致知』誌面でもおなじみのアサヒビール名誉顧問・中條高徳氏、ことほぎ社長・白駒妃登美氏、コペル社長・大坪信之氏に最終審査をお願いしました。
皆様からのたくさんのご応募、誠にありがとうございました。

大賞

大賞
石野茂子様 静岡県

男性の職場は、真剣に仕事の提案をしても女性は相手にされず、悩む私に母は、“それでも「そこ」が自分の居場所だよ。「そこ」で花を咲かせて”嫁ぎ先でもその言葉に生かされて良い人生で無事定年退職致しました。

大坪社長特別賞

大坪社長特別賞
吉田邦吉様 33歳 福島県

「お前は神様みたいなこと言うね」誠実で働きすぎた母が病気になり、何も愉しくないと言った。「お母さんが居てくれて僕は嬉しいし、生きていることに感謝だよ」と言った。かつて母から学んだことだった。

優秀賞

優秀賞
池元良一様 58歳 愛知県

私は、四人兄弟姉妹の末っ子。日雇いの土木作業で働く母から、「おかあちゃんは、お前が帰る時間には家の方を向いて『お帰り』と言うてるからな」と聞かされ、母に喜んでもらえるようにと、何事にも頑張りました。

優秀賞
櫻田貴信様 44歳 東京都

産まれたばかりの長男を抱いている妻に私の母が「この子のためなら死ねると思えるでしょ」と一言。それ程の想いで私を育ててくれたのだと衝撃を受けたのと同時に、我が子を育てる覚悟を与えてくれた。

優秀賞
野々村生夫様 77歳 岐阜県

「代われるものなら代わってやりたい」私が以前、三日間意識不明という不慮の事故に遭った時、老母が病院のベッドの横で私の手を握りしめ祈り続けてくれた言葉で生き返ったのです。親の大恩に感謝。

佳作

佳作
伊藤恵理様 40歳 東京都

母が亡くなる前、混濁する意識の中、優しく穏やかに「私の娘、エリちゃん」と口にした、たったその一言。母の娘という平凡で当たり前なことが、尊い奇跡と気付かされ、自分という存在の誇りを揺るぎなくされました。

佳作
金澤克夫様 64歳 埼玉県

父が六人の子を残し、急死。東京に就職して間もない長男の私。告別式の夜「三年は我慢しろ。人に迷惑はかけるな。恩は石に刻め。母ちゃんは大丈夫だ」と涙の言葉。あれから四十年。母八十九歳。私は今も出稼ぎ中。

佳作
竹崎安恵様 72歳 愛知県

「心棒は鉄で強いものじゃ心棒は辛抱に通じる。強い心になれば車輪は回る」困った時そう言って励ましてくれた母 昨年三月、百一歳で他界しました。私達子孫への言霊として心の中で生きています。お母さんありがとう。

佳作
廣瀬晋也様 24歳 滋賀県

「どんな事があっても決して笑顔だけは忘れてはいけないよ」母の言葉に笑顔で明るく生きることの大切さを教わりました。そんな周りを灯す人になれるように明るくそして笑顔を大切に持って毎日を歩んでいきます。

佳作
山形玲子様 60歳 広島県

「お任せ! お任せ! 浅はかな計らい心は捨て 慌てず急がず全てを神様に委ねる気持になれば 丁度良い時丁度良いようにして下さるからね」。繰り返し伝え残して四年前幽明境を異にした母。今もなお深く私の命に息づく。

審査員コメント

大坪信之
大坪信之氏 株式会社コペル社長

子が病めば替わってあげたいと願い、喜び悲しみをその子以上に感じる母の言葉は、優劣のつけようもなく胸に沁み入り涙がこぼれます。

一日でも放っておかれると死んでしまう赤子であった我々は、母の存在に無条件に愛され、育まれて大人になることができました。

一人一人の心の支えとなった、母から受けた愛の記憶。我が子を想い、祈りを込めて伝えた願い。お寄せ頂いた美しい言葉たちに込められた愛の深さに感動し、心が震えました。

白駒妃登美
白駒妃登美氏 株式会社ことほぎ社長

歴史上の人物や地元で感謝され、愛され続ける人物の生きざまを紐解いていくと、そこには一つの共通項が見つかります。それは「母親力」です。

「私を支えた母の言葉」にご応募くださった作品の全てに、わが子を愛する母親の深い愛情が、そして与えられた場で自分の生き方を磨き上げていくという日本人の美徳が溢れていて、心から感動しました。

私も二人の子を育てる母として、日本人の美徳と誇りを伝えていこうと決意を新たにしました。

本書のご紹介

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定価=本体1,300円+税 / 四六判上製
ISBN=978-480091021-9

洋の東西を問わず、歴史に名を残した偉人には、幼少期にその人格を決定づける偉大な母の存在があるといいます。 本書は0歳から12歳まで、約1000名が通う幼児教室を経営する著者が、アンデルセン、宮沢賢治、野口英世、エジソン、吉田松陰、北野武、乙武洋匡など、古今東西21人の偉人たちと、その母親に纏わる感動実話を紹介。 「どんなことがあっても、名誉と約束だけは重んじるのだよ」と、毎日のように言って聞かせたナポレオンの母。「貧乏は恥ではない。貧乏に負けることが恥なのだ」と教えた西郷隆盛の母……。どのエピソードからも、我が子を信じて成長を願う深い祈りと無償の愛が伝わってきます。それぞれの逸話を通じて、子供に備わる才能を花開かせるか否かは、母親の接し方にかかっていることが実感できるでしょう。