最近の記事(鍵山秀三郎氏)
*巻頭の言葉*
他人の幸福を奪うことなく、
自分自身の幸福を追求する
■新宿の〝気〟が変わった
新宿駅を中心とした地域の早朝掃除を始めて、間もなく三年を迎えようとしています。毎月一回、雨の中でも合羽を着て続けてきました。道路に踏みつけられたガムを剥がすには雨降りの日が最適です。
この活動の成果が目に見える形として現れるまでには、少なくとも五年はかかると覚悟をして取り組みましたが、嬉しいことに三年を待たずして、明らかにゴミが減り、犯罪も減少してきたという効果を確認することができました。そのことが参加してくださる方々への大いなる応援歌となり、さらなる継続へのエネルギーとなりました。
この活動は、広島県警察本部長(現・警察庁安全局長)竹花豊様が東京都治安対策副知事として就任されるに当たり、新しい職場である都庁の周囲をきれいにしてお迎えしようとして始めたことでした。竹花様を信奉するかつての部下の方々が広島県から駆けつけられるなどして、二回の大掃除で都庁の周囲は植栽の中まできれいになりました。
二回目の終了後、竹花副知事からのご要請で、掃除の場所を歌舞伎町を含めた新宿駅周辺に変更し、西口・東口・歌舞伎町を交互に掃除をし続けて今日に至りました。
この活動には、遠くは鹿児島県与論島から参加してくださる方、また毎月欠かさず大阪から参加してくださる青年もおられます。午前二時、三時に家を出発して参加してくださる方も少なくありません。竹花副知事はご在任中ほとんどの会に一市民として参加してくださり、私たちの活動を支えてくださいました。途中から新宿区役所職員の方や、新宿商店街の方々のご参加とご支援があって、一層勢いが増しました。
新宿駅周辺は、自分の暮らしや職場環境、あるいは事業においてもまったく縁のない方が多く、そういう地域の掃除のために、自分の貴重な時間と費用を使って参加してくださる方々に頭が下がります。掃除をし終えた後、参加された方々は「新宿の〝気〟が変わった」と異口同音に述べられます。(中略)
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