2010年7月号:特集「道をつくる」<ご好評につき完売いたしました>
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道を歩かない人
歩いたあとが道になる人
――陶芸家として独自の道を拓いた河井寛次郎は
こんな言葉を残している。
我が道をつくらんとする人の気概を込めた言葉であろう。
世の中には人がつくった道を歩いていく人と
自分で道をつくる人の二通りがある。
以前は後者の人生こそ尊いと思っていた。
だが最近、そうではないと思うようになった。
二つの道は別のものではなく、交錯しているということである。
孔子も釈迦も独自の道をつくった人である。
しかし、孔子も釈迦も最初から孔子、釈迦であったわけではない。
それぞれの成長期にそれぞれの道を学び、
その道を踏査していくことによって独自の道をつくり出していったのである。
道をつくった人は、道をつくろうと思った人である。
その思いを強く熱く反復した人である。
行ったり来たりする中で道はできる。
一回通っただけでは道はできない。
このことは歴史が教えている。
※続きは本誌7ページで










