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2010年2月号:特集「学ぶに如かず」

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『致知』2010年2月号

「吾十有五にして学を志す」──『論語』にある有名な言葉である。

 ここにいう「学」は、今日の学校の勉強とは異なる。
孔子は十五歳の時に「大人」になろうと志した、ということである。
人の上に立って人びとによい影響を与えるのが大人である。
人の上に立っても人びとに悪い影響を与えるのは、大人ではない。

 孔子は自らの人格を立派に完成させて大人になるべく、
聖賢の教えに学んでいこうと十五歳の時に決心したのである。
学問によって人格を練り上げていった人生。それが孔子の一生であった。

「吾かつて終日食はず、終夜寝ねず、以て思う、益なし。学ぶに如かず」
──『論語』(衛霊公第十五)

(自分は若い時、一日中食べることを忘れ、一晩中寝ることをやめて思索をめぐらしたが、
何も得ることはなかった。やはり聖賢の教えを学ぶことのほうがはるかに益があると悟った)

 孔子が体験を通して得た実感である。

※続きは本誌p.7で

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