2010年1月号:特集「人生信條」
2010年01月号INDEX : 編集長から | 目次 | ピックアップ記事

安岡正篤先生は陽明学者と言われることを嫌われた、という。
50年安岡先生に師事された伊與田覺氏から伺った。
さらにこうも付言された、という。
「自分の形骸を学んではいけない。
自分は孔子が求めようとしたところを学んできた。
私が学ぼうとしたものを学びなさい」
この言葉は伊與田氏の学問的信條の根幹となった。
そういえば、安岡先生にこういう言葉がある。
「学問は命を知り、命を立つにある故、
いずれの一にも偏せず、縁に従って、すべてを学ぶ」
安岡教学の淵源の広さ、深さは、この信條に起因している。
このほど、『安岡正篤・人生信條』を出版した。
これは昭和41年、先生が共に研鑽の道を歩む全国の同志道友のために編まれた『師友への道』を改編したものである。
ここに平明に示されている普遍的な信條は、混迷を増す現代に問うてこそさらに輝きを増すと感じ、この書を蘇らせなければならない、と思ったのである。
その中のひとつ、『素心規』と題する条文を見てみよう……。
※続きは本誌P7で









