2009年12月号:特集「志に生きる」
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本誌に深いご縁をいただいたお2人、
小島直記先生の一周忌と坂村真民先生の生誕百年の集いが、
八女、松山で相次いで行われた。
伝記作家と詩人。歩まれた道は異なるが、それぞれ志に生きた人生であった。
お2人は期せずして共通体験を持つ。幼少期に父君を亡くされたのである。
小島先生は素封家の一人息子として生まれた。
6歳の時に46歳の父を失った。母は35歳だった。
15歳で晩酌するようになった。母に勧められたのである。
《一人息子の成長にかける切なくも性急な、必死の願望があらわれていたように思える》
小島先生は自伝『遠い母』の中でこう書いている。
中学1年の時だった。夜中、物音に目覚めた。
叔父(父の弟)が母を怒鳴り、殴っていた。
猛然と向かっていったが、体力差は歴然、したたかに投げつけられた。
それでも箒を逆に握って打ちかかっていった。母を守りたい一念である。
この体験を小島先生はこう記している。
《それが養分となった。基本的な一生の姿勢ができたのだと思う。
弱いものをいじめる奴は絶対に許さぬという気持ちが今まで続いているのも、
そこに仁王立ちの叔父と、殴り倒された母をみるからである》
……続きは本誌P7をご覧ください。









