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2008年10月号:特集「心学のすすめ」<ご好評につき完売いたしました>

2008年10月号INDEX : 編集長から | 目次 | ピックアップ記事 | 今月の名言

『致知』2008年10月号

『致知』は今号で創刊満30周年号となる。その記念号の特集テーマを「心学のすすめ」とした。
 本誌のいう心学とは、心性の学である。心を磨き、性格を練り高め、人格を向上させる学びである。人間修養の学である。30年、本誌が追究してきた道がこれである。

 王陽明は『伝習録』の中で、「世の学を講ずる者に二あり」と、二つのタイプを挙げている。
「これを講ずるに身心を以てする者あり。これを講ずるに口耳を以てする者あり」
 他から聞いた話を受け売りする者が「口耳を以てする者」であり、実践を通して体得したものを説く人が「身心を以てする者」である。
 心学が「身心を以てする」学であることはいうまでもない。中江藤樹、石田梅岩、二宮尊徳──ひたすらこの道を歩いた先達が思い浮かぶ。
「いつも人の不忠不孝を矯正したく、一人でも教導教化したいと思い、これが私の病癖となりました」
 と石田梅岩はいい、詩文の解釈を専らとする学者を「文字芸者」と批判した。
 中江藤樹は学問を本物の学と偽の学に区分している。
「それ学問は心のけがれをきよめ、身のおこないをよくするを本実とす」
 心のけがれをきよめ、立派な人間になる。それが本物の学問、というのである。また、こうもいう。


続きは本誌で…。


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