2007年6月号:ピックアップ記事
2007年06月号INDEX : 編集長から | 目次 | ピックアップ記事
【対談】極限の中に生きて見えてくるもの
村上和雄 (筑波大学名誉教授)& 塩沼亮潤 (慈眼寺住職)

修験道の中でも最も過酷な行の一つといわれる千日回峰行に果敢に挑み、見事満行を果たした塩沼亮潤氏。修験寺・金峯山寺の千三百年の長い歴史の中で、満行したのは、氏が二人目だという。想像を絶する荒行の中で、人間の常識を越え、肉体的な限界を越えた時、その先に見えるものとは一体何なのだろうか。遺伝子工学の権威・村上和雄筑波大学名誉教授に荒行の実態と、そこで得た人生の真理について迫っていただいた。
【インタビュー】患者の人生を背負い命ある限り戦い続ける
上山博康 (旭川赤十字病院第一脳神経外科部長・脳卒中センター長)

脳の血管にできる瘤・脳動脈瘤。放っておけば破裂し、くも膜下出血を起こし、命の危険にさらされるが、手術は困難を極め、一歩間違えれば種々の後遺症が遺残する。脳外科医・上山博康氏のもとには、この難しい手術の依頼が月に数十件も舞い込んでくる。他の病院で見放され、藁にもすがる思いで駆け込んでくる患者を受け止め、敢然と戦いを挑み続ける上山医師の思いを伺った。
【対談】/自分の荷は自分で背負う
義父・東井義雄の生き方に支えられて東井浴子 (浄土真宗東光寺坊守)& 寺田一清 (不尽叢書刊行会代表)

兵庫県の山奥にある但東町。東井浴子さんは、小学校教師だったご主人と結婚し、昭和五十六年この山村で生活を始めた。だが、教育熱心だったご主人は平成二年、四十五歳の時、体育の時間中に突然倒れ、植物人間になってしまう。平穏な日々は一転、東井さんは寝たきりの夫を支え子どもたちを育てるために、周囲の反対を押し切ってスナックの経営を決意。そして数々の苦労を重ねる中で、教育者で仏教者でもあった義父東井義雄氏の言葉の深い意味を掴むようになったという。親交のある寺田一清氏とともに、義父の思い出を交えながら、切に生きた自らの半生を振り返っていただく。









