2007年2月号:特集「一貫(いちつらぬく)」
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坂村真民先生が亡くなられた。12月11日早朝4時40分。1月6日、満98歳の誕生日を間近に迎えられての死であった。
先生と初めてお会いしたのは20年前である。以来、先生の詩魂は本誌の誌魂となった。ありがたい師縁に感謝するばかりである。
先生はまさに一貫いた人生を生きた人であった。1つの詩がある。
一道を行く者は孤独だ
だが、
前から呼んで下さる方があり
後から押して下さる方がある
(『坂村真民一日一言』より)
詩道一筋を貫いた人ならではの言葉である。一つの道を懸命に歩む人ならば、等しく共感する言葉であろう。本誌もまたこの言葉に深く共鳴するものである。
坂村真民先生は明治42(1909)年に生まれた。満8歳で父親が急逝。36歳の母親は乳呑み児を抱え、5人の子どもを女手一つで育てなければならなくなった。どん底の生活だったという。
先生自身、自分の履くわら草履は自分で作り、学用品を買うお金を得るべく石炭俵を編む内職もした。母は山畑を借り開墾し、そばやいもを作った。そういう苦しい生活の中で、愚痴をいう代わりに母がいつも唱えていた言葉「念ずれば花ひらく」。
この言葉が真民先生の詩魂に火をつけ、詩道一筋の人生を歩む原点となった……。
※続きは本誌で……。









