2006年11月号:特集「言葉の力」【ご好評につき、完売しました!】
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画家の中川一政氏が、友人の石井鶴三氏の話として、次のようなことを書いていた。
「昔、美術院の会合で大観さん(横山大観)が挨拶して、画というものは難しいといった。数年たって同じ会合で、今度はSさんが同じ言葉で挨拶した。同じ言葉でありながら、大観さんの言葉は重くこたえた」
一道にどれほど命を懸けているか。その懸命さ、燃焼の度合が言葉の軽重を決めるのだろう。言葉の力は命の真剣さと均質である。
最近、二人の話をうかがって深い感動を覚えた。
一人は石川洋氏である。石川氏は一年半ほど大病を患い、生死の境をさ迷った。ようやく元気になられ、それを祝って開かれた新生の会での講話である。西田天香師は石川さんに、「やさしいだけではだめだ。やさしさのために人を迷わす」と言ったという。
「やさしいから仏性ではない。強かろうと思ってなれないやさしさは、情魔を含んでいる。では、どうしたらよいか。与えられたことはどんな苦しい、意に沿わないことでもめげちゃいけない。焼け火箸を握りしめて離さない稽古をすること。それが生きることだ」
石川さんの声は澄んでいた。しかし、雷鳴のような力で胸に響いた。新しい命を生きんとする決意に満ちていた。
もう一人は鍵山秀三郎さん。弊社主催「経営と人生問答塾」の最終講での話である……。
※続きは本誌で……。










