2006年9月号:特集「上に立つ者の人間学」 【ご好評につき、完売しました!】
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組織の長だけではない。人の子の親も「上に立つ者」である。人が人の間で生きる限り、そこには必ず長幼の序が生まれる。上に立つ者の人間学が重大な所以である。
では、上に立つ者に求められる条件とは何か。本誌の数多い取材の経験を通して、次のようなことが言えるのではないか、と考える。
中国の古典「列子(れっし)」にこういう話がある。
楚の荘王が賢人の詹何(せんが)に国を治める方法を尋ねた。
「私は身を治めることは知っていますが、国を治めることはよく存じません」と詹何は答えた。
「私は君主となったので、国を守る方法を学びたい」と荘王は言う。
詹何が言う。
「私は君主が身治まって国乱れたのを聞いたことがありません。また君主が身乱れて国治まったのも聞いたことがありません。本は身にあります。ですから、お答え申し上げるのに、末梢を以てすることはいたしません」
「よし、わかった」と荘王は言ったという。
修身こそ上に立つ者の根本条件、とは古来教えるところである。これこそ現代にも不変の第一条件であろう。
第二条件は実力である。実力とは実行力のことだと故豊田良平氏(元関西師友協会副会長)は喝破されたが、実(行)力のない人を上に得た組織ほど不幸なものはない。
第三条件は感化力である……。
※本誌ではこの後、第5条件まで続きます。










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