2006年6月号:特集「開物成務」 【ご好評につき、完売しました!】
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年末年始、弊社では5日間の休みがある。私事で恐縮だが、この5日間は無上の喜びの時である。約束は一切入れない。かかってくる電話もほとんどない。たっぷりいただいた豊穣の時間に自分の意識と心をたゆたわせるがごとく、5日間を過ごす。本を読み、様ざまに思いをめぐらし、時に歩き、時に眠る。至福のひとときである。
今年の年末年始もそうして過ごした。その折、たまたま手にした本にこの言葉はあった。
「開物成務」ーー深く心に響くものがあった。
易経の言葉である。物を開き、務めを成す。「ものを開発し、すべての仕事を成し遂げさせる」意と解説にある。
安岡正篤氏はこう説明している。
「放置しておけば宿命的になってしまう問題を豁然として新生命を開かせる」
環境、状況、事柄、人事ーー自分の周囲にある「物」を開いて、すなわち開発し、あるいは変革し、あるいは打破して、自己の成すべき務めを果たしていく。さらに言えば、自分の運命を完成させていく。それが人生を生きる秘訣であることを、この四文字熟語は教えている……。
※本誌ではこの後が続きます










