2006年1月号:特集「立志立命」 【ご好評につき、完売しました!】
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心は常に乱れる。その心の焦点を一つに定める。立志である。言い換えれば、立志とは人生に対する覚悟を決めることだと言えよう。
人生劈頭一個の事あり。立志是れなりーー幕末の儒学者、春日潜庵の言葉である。人生を始めるに当たり欠かすことができないもの、それが立志だという。古今に不変の原理であろう。
古の偉人たちは等しく立志の時が早い。
吾十有五にして学に志すーー孔子は十五歳で学に志した。この学は現代の学校教育の教科のことではない。修養し、君子として自己を確立すべく学び続けようと、十五歳で覚悟を決めたのである。
吉田松陰と並び称せられる幕末の志士橋本左内は、十五歳の時に『啓発録』を書いた。その中で自戒すべき五項目を挙げている。
一、稚心を去れ(子どもっぽい、甘ったれた心を去れ)
一、気を振え(元気を出せ)
一、志を立てよ
一、学を勉めよ
一、交友を択べ
見事な決意である。さらに続けて、こうも書く。
※本誌ではこの後が続きます










