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童門冬二氏
童門冬二氏
作家

 日本人の美しい心は何だったかというと、孔子のいう「恕」の精神ではないかと思います。つまり、他人の身になって考える優しさや思いやりです。それが失われつつある。
 だけど、「そうじゃないですよ」と。いまも恕の心を持っている人はいるんだ、と懸命にPRしていく。そして一つ一つの記事を通じて、自分ではまだ気づいていない人の「恕」の心に呼びかけているのが『致知』ではないでしょうか。
 よく「一隅を照らす」という言葉を使いますが、ちょっと抽象的で分かりづらいかもしれません。「ろうそく」というと、ああ、なるほどな、と。自分の生命を燃やし尽くしながら、周囲を明るく照らす存在なんだな、と。そういう意味で、『致知』は日本の社会、この世における一本のろうそくではないかと思います。
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プロフィール
昭和2年東京都生まれ。
東京都庁にて広報室長、企画調整局長を歴任後、54年に退職。本格的な作家活動に入る。
第43回芥川賞候補。平成11年勲三等宝賞受賞。

クローズアップ

東京都庁にて重職を歴任後、作家活動に専念した童門氏。
多くの時代小説で知られる童門氏は、歴史上の人物の生き様、組織のあり方の中に普遍の人間性を見出し、現代に活学されています。

■ クローズアップ書籍


『致知』好評連載「小説・楠木正成」が、加筆され単行本化。いかなる試練に見舞われるとも、誠を貫き通した楠木正成の壮絶な生涯は、歴史に名を刻み、幕末の勤皇の志士たちにも多大な影響を及ぼした。

本書は、一般的なイメージと異なり、苦悩の底に"明るい心"をもつ太宰の姿を明らかにしている。人生の真理に深く精通した太宰の言葉が、不安な現代を生き抜く大きなエネルギーを与えてくれる。
 ⇒ 著者インタビュー


■ 関連する『致知』バックナンバー記事

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◎【連載】楠木正成


童門冬二、楠木正成
◎【対談】歴史に学ぶ復興への道
童門冬二&小川和久(国際変動研究所理事長)
(2011年7月号[特集記事])
童門冬二、小川和久


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