「本を読む喜び、楽しさ、感動を若い世代に伝えたい」という想いのもと、今年6月より開催してきた『心に響く小さな5つの物語』第2回感想文コンクール。おかげさまで、全国から839通ものご応募をいただきました。
選考結果をご案内いたします。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
| 受賞者 | |
|---|---|
| 小学生～高校生部門 |
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| 成人部門 |
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| 著者特別賞 | 今野華都子さん |
心が温まるとはこういうことなのかと私は実感した。
目頭が熱くなって、色々な感情がぐるぐると渦巻いている。本が好きでよく読書をする私だが、こんな気持ちになる本は初めてかもしれない。……
僕は、この『5つの物語』を読んで、どの話にも共通して描かれているのは、人生を逞しく大切に生きる人たちの姿だと思った。限られた人生でも時間や場、環境を上手に使えば、人生を有意義に過ごせることをこの物語は教えてくれている。……
『五つの物語』を読んで、どの物語にも共通して思ったことは、「信念と愛情」があるということです。人や自分を信じて、思いやり、愛情をもって接していけば、必ず相手に想いが届く。そういう希望や力がわいてくるような物語でした。……
この物語は、一つ一つがとても短くて、読みやすい物語でしたが、感動がたくさんつまった物語でした。読み終えたときに心があったかくなりました。……
校長になって四年目の全校集会が今でも忘れることができない。
私が勤めた小学校は毎週、全校集会があり、その中に「校長先生のお話」という時間があった。私は毎週子どもたちに何を話そうかと一週間前から考え、原稿を書いた。
全校集会での「校長の話」は、校長が全校児童に行う授業だと思っていた。……
親孝行であった幕末の指導者吉田松陰が「親思う 心にまさる 親心」という句を残しましたが、近年、身近にそのような親子愛に触れる機会が少なくなってきたように思います。……
「大事なのは、与えられた縁をどう生かすかである」。この一文を読み終えた時、頭から冷や水を浴びせられたような心持ちがし、しばらくこの一文から目を離すことができなかった。……
私が本を読む理由は、自分与えられた命を積極的に切り拓いて行く時、生きる為に必要な言葉に出会うためです。
萎れた花に水と光が必要なように、生きる方向性を確認し、力が湧き出る生き様に出会いたいと思うときがあります。……
文学博士 鈴木秀子氏
たくさん集まった読書感想文はそれぞれ力作でした。一人一人が自分の中心から溢れるような感想を、こころをこめて、的確に述べています。感想文からその人の真剣な生き方がよくにじみ出ていて、読む人に深い感動を与えます。良い刺激を受けると、人は自分の中に秘められている、日常は気づかない素晴らしい力を発揮するものです。感想文を書かれた一人一人が、「5つの物語」を通して、この秘められた力を存分に発揮していました。良い本に触れることの恵みを改めて感じたことです。
岩瀬書店 福島駅西口店
店長 半澤裕見子氏
成人部門では、人生経験を積み重ねた方々の感想は自分の経験を踏まえた重みがありとても選考させて頂く際正直迷いました。 子ども部門では、純粋なストレートの感想に感動し、これからの世の中を担う若者もなかなか捨てたものではないなと感じました。この感想文コンクールにあたり900通の応募があり、その中の8割が子ども部門と聞き驚いた反面、世の中の人々は「小さな5つの物語」のような本を求めている事を改めて感じました。 ノーベル平和賞を受賞した17才のマララ・ユスフザイさんがひとりの子供・ひとりの教師・1冊の本・1本のペンが世界を変えうるのですとの演説の1冊の本は「小さな５つの物語」のような本だと思いました。今回このような場に携わらして頂いたこと感謝申し上げます。
明正堂アトレ上野店
副店長 櫻井邦彦氏
皆様の感想を読んで、とても心が熱くなると同時に、書かれた方のそれぞれ向き合っている日常が目に浮かんでくるようでした。そのような強い気持ちが表れていて、見えないつながりを感じました。それは、この書籍が皆様の心に届き、深く共鳴をしているからではないでしょうか。そして、本書と皆様の思いが重なり合っているようで、経験や年代は違えど、真っ直ぐで一途な思いが伝わってきました。 最後に、沢山の応募と、皆様の心に響く感想をありがとうございました。今回、参加できたこの縁を大切にしていきたい。感謝、申し上げます。
15分で読める感動実話『心に響く小さな５つの物語』は発行部数10万部を超えるベストセラーです。
ある少年と小学校担任教師との感動エピソードがネット上でも話題となった「縁を生かす」や、イチロー選手の原点ともいえる小学生時代の作文が紹介された「夢を実現する」など、いずれも少年少女が主役となっている実話5篇が収録されています。与えられた時間、場、環境を生かし、どのように人生を切り開いていくか。
感動の物語には人間学のエッセンスが凝縮され、読むほどに前向きに生きる勇気と英知が湧いてきます。
小学生から大人まで、あらゆる年代に感動の輪が広がっており、大切な方へのプレゼントにも大変喜ばれています。