人間学とは…
人間の徳性を養っていく学問のことです。
人が人に成るための学びには2つがあります。
1つは時代に即した知識や技能を得る「時務学」
もう1つが「人間学」です。
そして、時務学が「末学」と呼ばれるのに対し、
人間学は「本学」と呼ばれます。
人間学で徳を養うから
時務学で得た技能も知識も生かすことができるのです。
逆に、徳を学ばない人が
いくら知識、技能を勉強しても
正しく用いることができません。
徳性を忘れた結果がどうなるかは、
いま世の中で起きている数々の事件や不祥事などを
見ても明らかでしょう。
人間学を持たない人が時務の才だけで成功しても、
それは邪悪に陥りやすいのです。
人に対する思いやり、愛情、
困難に立ち向かう勇気、謙譲の心、礼節……、
これら徳性に含まれる性質は、
人間が生まれつき持っているものですが、
修養して開発しなければ埋もれたままになってしまいます。
人間が本来持っているよきものを輝かせる――。
それが本当の教育であり、『致知』に課せられた使命です。









