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開会の挨拶、『致知』愛読者のスピーチ

藤尾佳子 藤尾佳子(致知出版社)

みなさん、こんにちは!
本日は「20代30代のための人間力養成講座」にお越しくださいまして、 本当にありがとうございます。
講演会に先立ちまして、一言、ご挨拶を申し上げます。

皆さまも心を痛めていらっしゃると思いますが、3月11日、想像を絶する地震、津波がおき、たくさんの方が被害に見舞われました。 ニュースでの映像は本当に胸が痛くなり、悲しい気持ちでいっぱいになりました。 そして、思ったことは、人生はいつどこでどうなるか分からないということです。 「また明日」なんてないかもしれない、「また今度」なんてないかもしれないということです。 いま、多くの若い人がこの災害に心を痛め、何とかして役に立ちたい、という思いを強くしています。本当に素晴らしい事だと思いますし、そのような姿を見ると“日本はまだまだ捨てたもんじゃない”と感じ、勇気が湧いてきます。

しかし、何かあった時だけそのように生きるのではなく、被災地が復興して、落ち着きを取り戻したあとでも、同じように「人の役に立ちたい、そのために一所懸命仕事をしよう」という姿勢で生きることが、本当に大切なことだと思います。せっかく命を落とさずに済んだにもかかわらず、月日が経つ中で、“今さえ楽しければいい”という生き方に戻ってしまっては、お亡くなりになられた皆様に対しても、申し訳ないことだと思います。

私ども致知出版社の刊行している出版物では、絶えず、こういったことの大切さをお伝えしています。それが『致知』という雑誌であり、人間学です。
このたびの講演会は、自粛ということも考えましたが、もう二度と出来ないかもしれない、また、この人間学の大切さをお伝えできるのも、今しかないかもしれないと思い、開催に踏み切らせていただきました。

予期しない事態が起こる中、本日予定通りこの講演会を執り行うことができるということは、ものすごい奇跡だと思い、すべての皆さまに感謝申し上げます。
いままでの人生の中で、たくさんの方の縁に支えられて生きてきましたが、皆さん、一人ひとりとの出会いは、私の人生の中で、それぞれ大きな意味があって、その出会いがあったからこそ、今の自分があると思っています。

今日、皆さんがこの講演会にお越し下さっていることも、必ず何らかの意味があると思います。 今日のこの時間が今後の皆さまの人生をよりよいものにしていくきっかけになってほしい、と心から願っています!

なお、本日皆さまからいただきました会費は、このたびの地震の被災地への寄付金とし、復興に役立てていただこうと思っております。

以上をもちまして開会の挨拶とさせていただきます!ご清聴ありがとうございました!!

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野口雄介氏 野口雄介氏(ノグチキカク代表)

皆さん、こんにちは。福島県会津若松市から来ました野口雄介と申します。 本日は、このような素晴らしい場でスピーチをさせていただけることを嬉しく思います。

私が『致知』と出逢ったのは2年前、2009年の2月でした。 知人に勧めてもらったのですが、こんなに素晴らしい雑誌があったのかと感激しました。 その頃、私は自分自身の生き方について大きな悩みを抱えていたので、強烈な運命を感じました。

『致知』と出逢い、そこに紹介されている様々な先輩たちの体験談や人生哲学に触れ、悩みや迷いも吹っ切れ、人生如何に良く生きるかということに全ての意識を集中できるようになりました。 その後、独立してホームページの製作会社を立ち上げました。 小さな会社ですが、経営という次なる壁と日夜戦っています。

また、『致知』を通して「日本人としての自覚」ということを意識するようになりました。 私たちがこの時代、この国に生まれたことには大きな意味があると思っています。 しかし、そのことを自覚する機会がなかなかありません。 自分のことを振り返ってみても、つい数年前まで、私個人の幸せばかり考え、自分という人間の土台である「根本」、即ち家族や郷土、国家のことなどよく考えたことさえありませんでした。 そんな自分の小ささに気がつけたのも、やはり『致知』のお陰でした。

残念なことに、今、日本はその一番大切な根本がないがしろにされています。 わが国を作り上げてきた偉大なる先人たちの想いや歴史を感じ、学ぶ機会もどんどん失われています。
『致知』に学ぶ者として、同世代の友人たちに『致知』の素晴らしさを伝えていくことが、まずは、私にできることだと思っています。

いま、私たちは二十代を中心とした『致知』の熱心な読者で集まり、毎月一回、勉強会をしています。 「若獅子の会」といいます。 『致知』に生きる指針を学び、人生に雄雄しく立ち向かっていこうと励んでいます。 これほど有意義で頼もしい会はありません。
その若獅子の会の仲間を増やし、一人でも多くの同志とこれからの日本の礎を築いていければと皆必死になっています。 私も、一日本人として、これからの世界に少しでも貢献できるよう、今後も大いに致知から学ばせて頂きたいと思っています。 どうぞ宜しくお願い致します。

最後になりましたが、本日『致知』を通して集った皆様との出会いに感謝致します。 また、『致知』を32年間欠くことなく出版され、本日もこのような場を設けて頂きました致知出版社の皆様に心から感謝申し上げます。 以上をもちまして私のスピーチとさせて頂きます。

ご清聴ありがとうございました。

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野澤比日樹氏 野澤比日樹氏(株式会社サイバーエージェント メディアアライアンスカンパニー 統括)

皆さま、こんにちは。ただ今ご紹介に預かりました野澤比日樹と申します。
私は13年前に社員8名だったサイバーエージェントに入社し、サイバーエージェントの成長とインターネット業界の発展に尽くして参りました。
私はいま35歳、致知の大ファンで、人間力を磨くために致知を社員教育にも大いに活用させていただいています。

私と致知との出会いは、私が営業マンだった25歳の時です。熱心な致知の読者だったクライアントの方が、致知を1年間私にプレゼントして下さったのですが、未熟だった私は宗教関連の雑誌だと思い、正直、パラパラと目を通すだけで殆ど読まずに終わってしまっていました。

そういう私に転機が起こったのは29歳のときです。責任者として担当していた事業に失敗、初めてビジネスでの挫折を経験しました。
事業撤退を17名のメンバーに伝えた時、多くの社員が泣いている中、ある社員にこう言われました。 「あなたのせいでこうなったんだ。あなたみたいなリーダーについてきたのが間違いだった」と。
事業で失敗した挫折以上に、人として、リーダーとして、完全否定されたことに絶望感を感じた瞬間でした。
同時に、リーダーというのは人の人生に大きな影響を与えるのだということに初めて気がつきました。
それまでの私は、お金や地位や名誉や人の評価ばかりを気にし、メンバーの成長や幸せ、社会への貢献など、殆ど考えていない自分勝手な人間だったのです。

この挫折経験を通じ、ビジネススキルを磨くだけでなく、人間力を磨かなくては大きな事業を創ることはできないし、一緒に仕事をする社員を幸せに出来ないということを深く理解しました。 そして、人間力を磨くことを決めたのですが、そのときに思い出したのが致知でした。

25歳当時の未熟な私には宗教本にしか見えなかった本が、この挫折経験のあとに読んだら 箴言、至言の数々が自分の内面の奥深くに突き刺さってきたのです。 目が醒めるような体験でした。

以来、毎月届く致知から、人として・リーダーとしての在り方、生きる覚悟、生かされていることへの感謝を学び、日々のビジネスという実践の場で、人間力を磨く努力を積んで参りました。

私はいまサイバーエージェントで、数百人のメンバーをマネジメントしていくリーダーの立場にありますが、人間力を身に付けるため「致知」を多くの社員に推薦しています。

今サイバーエージェントの社員は、約2000人です。その2000人の社員のうち100人の幹部社員が致知を読み、人間力を磨いていくような会社になれば、20世紀のソニーやホンダのように、日本を代表するような会社になれると私は信じています。

同じく、ここにいる20-30代の私たちが、今から致知を読み、人間力の研鑽に努めていくことで必ず日本は世界に誇れる国になれると思うのです。是非お互い、自分を磨き、この輪を広げて行きましょう。

大変僭越ではございますが、以上で私のスピーチを終わらせていただきます。 ご清聴誠にありがとうございました。

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柿内佐和子氏 柿内佐和子氏(鍼灸の四次元堂 代表取締役 鍼灸師)

はじめまして! 私は現在、鎌倉で小さな鍼灸院の経営・治療をしております柿内佐和子と申します。 この度は大勢のエネルギー溢れる同世代の方々の前でスピーチさせていただくという素晴らしい機会を頂戴し、感謝感動の気持ちでいっぱいです。

私の祖父母も両親も致知の愛読者なので、三代で致知とのご縁をいただいております。 そのお陰で祖父母、両親は森信三先生の教えを基軸に私を育ててくれていました。 しかし、そのように恵まれた環境にも拘らず、規則正しい生活や美しい言葉使い、まっすぐな背筋は時代遅れで格好悪いという時勢に逆らえなかった私は物心がついた頃からつい最近まで、まるで致知の教えに歯向かう様な反抗的な生活を繰り返していました。
勿論、どんなに致知を読むように勧められても手に取る事は一度もありませんでした。 潜在的に致知を読むことで、誤った自分の生き方を認めなければならない事を恐れていたのだと思います。 しかし、流行に流され時間だけが消費されていく毎日は気軽ではあれど、どこか満たされない気持ちを抱えていました。
そして自己中心的で身勝手な日常の積み重ねがたたってついに昨年、私は仕事でもプライベートでも大きなスランプに陥りました。 さらには歩けなくなるかもしれない脚の病気もわずらってしまったのです。 これは死ぬほど焦りました。 27歳にして人生が終わったとすら思いました。

しかし、今思えばそれは終わりではなく始まりだったのです。 何故なら、娘のスランプを見兼ねた父が「そんな時こそ致知が効く」と致知の定期購読を勧めてくれたからです。
生まれて初めて抵抗なく自ら進んで読んだ致知。 お手軽な自己啓発本とは違う、一瞬一瞬を命懸けで生き抜く勇者達の格言が、枯渇していた私の心に革命をもたらしたのです。

降り掛かる困難を進んで受け入れ、次々に人生の肥やしにしていく賢人たちの生き様は、生きる勇気を教えて下さいました。 また、致知に綴られている日本語の美しさにも感銘を受けました。 普段何気なく使われている「ありがとう」「お陰様」「もったいない」といった奥床しい言葉達は思いやり溢れる日本特有の感性が生み出した自然の賜物なのだと知ったのです。 心の底から日本の歴史を学びたいと思いました。 そして何より生かされている事の有難さを痛感し、両親、祖父母、すべてのご先祖様に心から感謝致しました。

私達は生きている限り、毎日がお誕生日です。 生まれ変わるチャンスも平等です。 人間学を学び、一隅を照らす人物が増える事で日本は再び立ち上がることが出来ると信じています。 不安定な時代の今だからこそ、間違った時流に流されず生きる勇気の重要性を教えてくださる致知を学び、これからも一瞬一瞬を全力で生き抜きたいと思います。
本日はご清聴誠にありがとうございました。

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岡田直樹氏 岡田直樹氏(株式会社 掘場製作所 グローバル人事部)

私と致知の出合いは、大学三回生の時に遡ります。当時非常に尊敬していた他大学の先輩に「この雑誌は良いから読んでみたら?」と見本誌を読ませて頂いたことがきっかけでした。
最初の印象はとても二十代が読む雑誌には思えませんでした(笑)が、あまり深く考えず軽い気持ちで購読を開始しました。そして大学を卒業して社会人になってからも購読を続けました。

転機が訪れたのは社会人二年目の冬にフランス赴任を命じられてからでした。
海外赴任は入社当時から希望していましたが、実際に現地で働いてみると、言葉が通じない、頼れる人が一人もいない等、環境の変化に適応できず、精神的に参ってしまった時期がありました。
そしてその時に海外赴任を期に止まっていた致知購読を、藁をもすがる思いで再開しました。

一種の挫折感を味わった後に読んだ致知は「逆境を乗り越える為の指南書」として読む記事、読む記事、こころに響きました。何より自分よりすさまじい体験を乗り越えて一流の人物になった方々の話を読み、「壁は乗り越えられるものしか与えられない。逆境こそ成長には不可欠のもの」と勇気づけられました。

三年間のフランス勤務を終え、昨年のちょうどこの時期に日本へ帰ってきました。そして東京では二十代の致知読者の勉強会「若獅子の会」が毎月一回開催されていることを知りました。
この会では一人で学ぶこと以上に、より深い学びを得ることが出来ます。そして関東の勉強会に参加していて思ったことは「きっと関西でも同じように人間学を探求したい二十代の若者がいるに違いない」と思い、関西にもこの勉強会を作ることを決意しました。そして現在その輪は着実に広がりつつあります。

致知という人間学を学ぶ雑誌を通して広がったこの縁は二十代の中で築けた最も貴重な財産の一つだと感じています。この二十代という多感で柔軟な思考を持った時期にこの雑誌に出合えた奇跡に、そしてその縁を与えて下さった先輩に、感謝せずにはいられません。ちなみにそのお礼として、先輩の新婚旅行のパリ旅行は私がアドバイスさせて頂きました(笑)

最後に致知で何度も登場されている陽明学者の安岡正篤先生の言葉を紹介させてください。
一燈照隅、万燈照国
という言葉があります。私達一人ひとりは自分の周りを照らすこころのたいまつを持っています。日本人全員がそのたいまつを持って、自分の周りを照らせば、日本全体が明るくなるという意味の言葉です。しかしそのたいまつに火をつけることが出来なければ、ただの棒でしかありません。たいまつに火をつけてくれるもの、それがまさに人間学を学ぶ雑誌「致知」なのです。
私のこころのたいまつに火をつけてくれた「致知」をぜひ皆さんにも、読んで頂きたい。そして明るい国、日本を一緒に創っていきたいと心から願っています!!
一燈照隅、万燈照国
次の世代のために、若い私達が日本を明るく照らしていきましょう。
ご清聴ありがとうございました。

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