2月度木鶏講演会 (講師:小川三夫先生)
宮大工・小川三夫さんのカンナ研ぎの実演に170名が感動!
宮大工・小川三夫さんのカンナ研ぎの実演に、
170名が感動――。
現在、栃木県で鵤(いかるが)工房代表を務める
宮大工・小川さんの講演会を、先週2月20日(土)に
新宿・京王プラザホテルで開催しました。

演題は「技を伝え、人を育てる」
「法隆寺の鬼」「最後の宮大工」と称された
西岡常一棟梁との生活の中から学んだことや、
寺社建築会社「鵤工舎」での徒弟生活など、
宮大工の小川さんならではのお話に、
170名の参加者が聴き入りました。
西岡棟梁は小川さんにとって、
もの凄く偉大な存在だったようで、
寝る時も、布団にもぐり込んだまま音を一切立てずに
朝まで待つ、というものだったといいます。
小川さんが結婚された時、奥様に
「もうちょっと緊張して寝てくれ」とお願いしたという
愉快なエピソードなども披露されました。
そのほか、本講演の中で、特に心に残った言葉をご紹介します。
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●「西岡棟梁は物凄く自分に厳しい人だった。
その厳しい人だけが持つ、本当の優しさというものを
持った人だったと思いますね」
●「西岡棟梁は、
“煎じて、煎じて、煎じ詰めれば、最後は勘”と
おっしゃっていました」
●「“不器用の一心”っていうのがいいですね。
器用な子はその器用さに溺れてしまうんです」
●「ご飯づくりをさせれば、仕事の段取りの良さ、
思いやりがあるかが分かります。
掃除をさせれば、その子の仕事に向かう姿勢、
性格が分かります」
●「なぜ素直が一番いいかといえば、
教える側も、教わる側も、お互いに疲れないからです」
●「“執念のものづくり”に気づくようになるには、
日常生活が厳しいほうがいいと思います」
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お話の後は、プロジェクターを用いながら、
古い寺社建築にいかに高度な技術が用いられているかを
詳しく解説していただきました。

また、最後は、栃木の工房からお持ちいただいた
槍(やり)ガンナで、カンナ研ぎの実演。
削られた薄いかんな屑を披露されると、
会場全体が「おぉーっ」とどよめき、
来場した皆様は、満足した表情で会場を後にされました。

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