ある校長先生の『致知』の生かし方
生徒たちの未来へ種まき――ある校長先生の『致知』の生かし方
Q. 『致知』との出会いは?
A. 昨年の10月か11月頃だったでしょうか。たまたま開いた新聞で『致知』の広告を目にしました。その時、何か分からないけど心に響くものがあったんです。「自分が探してたものはこれだ」と。
校長という立場上、普段生徒たちに話をする機会も多く、いつもどんなことを話そうか頭を悩ませておりましたので、『致知』を知ったことはとても有り難かったです。
Q どのように『致知』のことを生徒さんにお話していますか?
A.始業式や終業式、年に2、3回あるお昼の全校集会で話す時に参考にさせてもらってます。
中学生、高校生頃の多感な生徒たちには、ビジネス、スポーツ、医学、芸術など、幅広い分野で一道を極めた方々が登場される対談形式の記事が興味深いようです。
校長室に遊びにきた生徒たちに『致知』で読んだ話をすることもあります。
Q.例えばどんなお話をされるんですか?
A.最近では、オリンピックで金メダルを獲得した女子ソフトボールチームのメンタル指導者西田文郎先生の対談についてお話しました。
「プラス思考、よい言葉が脳にも影響するんだよ」というお話は、特にスポーツを頑張っている生徒たちに関心が高かったようです。
Q.先生ご自身はどんなお話が心に残っていますか?
A.私自身、普段は稲盛和夫先生のご著書などを愛読して、学校の運営とともに、人を育てるということなど全般的に学ばせていただいています。
だからといって、生徒たちに「この本を読みなさい」と強要することはありません。あくまでも一人ひとりの自主性に任せ、少しでも私の話の中で何かを感じてもらえればいいと思っているんです。
日頃、何気なく話したことが案外心の中に残って、つらい時や苦しい時に思い出してくれるのではないかと思っているんです。いわゆる「種まき」のようなものだと思います。
Q.『致知』の話が生徒さんの未来への種まきとなると。
A.本校はカトリックのミッションスクールで、校訓として「心を清くし 愛の人であれ」を掲げています。
私たち一人ひとりが清らかな心で生活し、自分に与えられた命を精一杯生きること。そしてその命を友人や地域、社会全体の中で使える人になることを目指しています。
それは『致知』が伝えようとしている「私たちは大きな宇宙の力によって生かされている」「人としていかに生きるか」という問いかけと相通じるものだと感じています。
これからも『致知』に学びながら、生徒たちが生きていく上で指針となるものを見つけられるよう、成長を見守っていきたいと思います。
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