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『森信三 一日一語』編者インタビュー:寺田一清氏

『森信三 一日一語』   【20万部のベストセラー】
寺田一清・編 1,200円(税込)

本書は、昭和52年に『森信三先生一日一語』と題して自費出版されていたものの復刻版である。当時としては驚異的な20万部という売り上げを記録し、心ある人々に地下水のごとく浸透していました。
色あせることのない本書の魅力を編者の寺田氏に伺いました。

本書の魅力

「発刊当時、私はちょうど50歳。生涯の師として森先生に出会いましたのが38歳の頃でしたから、先生に師事してから12年の時が流れていました。

この本は先生の著述や座談など、ありとあらゆるものから言葉を選びました。先生のご校閲もいただきまして、その師弟間の情熱が溢れているからこそ魅力があるのだと思います。

また、当時は一人の人物に焦点を絞った一日一語というスタイルは大変珍しく、でき上がりを先生にご覧いただいたところ、人生語録にして『生き方宗』の教本とまでおっしゃっていただきました」

いまなぜ森信三か

「最近、私のもとにも森先生についての講演のご依頼が増え、時代の要請を感じています。それは、森先生の教えが一部の教養人を対象とするようなものではなく、庶民のために地に足のついた基本を説いたものであるからだと思います。

例えば、先生の提唱されたしつけの3大原則。
『一、朝のあいさつをする子に。二、ハイとはっきり返事のできる子に。三、席を立ったら必ずイスを入れ、ハキモノを脱いだら必ずそろえる子に』
これなどは幼稚園児にも分かります。混迷しきった現代だからこそ、分かりやすく実践しやすい基本となる教えが求められているのではないでしょうか。

そこでいま、私は本書を書き写すことを提案しています。先生の教えは目で追うだけでは本当の理解はできないと思うからです。さらに書写するだけでなく、日常の中で実践することで、その真理が身につくようになります。これこそが先生の説かれた全一学の実践であると考えています。
森先生は単なる教育者でおさまる存在ではありません。哲学者、強いて言うならば宗派をこえた宗教者として、庶民を救う万教帰一の貴種なのだと思います」

◇        ◇        ◇

再び脚光を浴びる珠玉の語録集。本書は森哲学の真理の結晶といえます。熟読玩味してください。

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