戦後教育で失ったもの


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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.12.26


左翼思想一辺倒の戦後日本で
日本人が本来あるべき姿を説き続けた
福田恒存という評論家がいます。

ここでは、そんな福田恒存が説いた
日本人論の一部を紹介します。

────────[今日の注目の人]───

☆ 福田恒存に学ぶ日本人の志 ☆

佐藤 松男(現代文化会議代表)

※『致知』2017年1月号
※特集「青雲の志」P52

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福田先生の言葉の中には、
現代の日本人に対する警鐘とも
受け止められるものが数多くあります。


「私が疑問に思ふのは、
 日本人といふものは
 何故日本の国が世界一でなければ
 自分に自信がもてない人間なのだらうか
 といふことです。

 この私の疑問は戦争中も、
 それから占領中も今日に至つても
 全く同じなのだけれども、
 個人の強さといふものを
 日本人はひとつも持つてゐない
 民族なのではないかと考へざるを得ない」


この一文を読んで思い出すのは、
昭和45年、私が日本学生文化会議という
保守派の学生の集まりを結成した折、
福田先生からいただいたお言葉です。


先生は

「国家や民族があなた方を
 全く支持してくれないかもしれないが、
 それでもいいといふ自覚が大切である。

 自分一人で立っていく。

 俺は味方は要らないという人間が
 一つの目的のために
 集団を作ることが必要である」

とおっしゃいました。
以来、私は今日まで
その言葉を胸に生きてきました。
 
愛国心については
次のように述べられています。

「私達が自分の国に愛情を持つためには、
 自国が世界で最も美しく最も善い国であり、
 一度も間違ひを犯した事が
 無い国である必要が何処にあるか。

 自分の国だから愛する、
 それ以外に何の必要もありますまい。
 早い話が、子は親を、
 親は子を、夫は妻を、
 それが世界で最も立派であり、
 最も優秀であり、
 最も美しいから愛するのか。

 そんな事はありますまい」
 
私たち日本人は戦後教育の中で
愛国心という言葉自体を
否定してきました。

しかし、……



※福田恒存が説いた日本論、
 並びに日本人論については、
 本誌でご紹介しています。

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