40年間、受講生がやめない大人気古典講座

境野勝悟先生は『源氏物語』を
地元・大磯の地域の方々を対象に
約40年にわたり講義をされています。

「とにかく大磯では受講生が辞めない。
40年もやっていると調子が悪くなって
入院する人もいるけれど、
講義の日は病院からでもやってくる (笑)」

境野先生はそう言って笑われますが、
そこまで受講生を引きつけてやまない
「境野源氏の魅力」とは……?

このたび、その境野先生による
『源氏物語』の連続古典講座が
一冊の本になりました

境野先生の古典セミナーといえば、
その軽妙洒脱な語り口こそが最大の魅力。

読者の皆さまにも、
その一端を味わっていただきましょう。

 

* *

三十年、四十年、いっしょに勉強なさった
奥さんたちがみんな言うんです。

「是非うちの主人に『源氏物語』を読んでもらいたい」と。

たいてい、私も含めて男たちは、『源氏物語』は
「女の物語」と言って読もうともしませんね。

ところが、三十年、四十年勉強した普通の女性が、
「是非主人に読ませてくれ」と言うんです。

そういうことがずっと心にあったものですから、
今回の講座に参加した男の社長さんには、
是非学んでもらいたい。

こういう講座に参加しなかった社長さんは、
もれなく稼ぐのはうまい。
しかし、女性の心は全然知らない。
だからいくら稼いで会社が立派になっても、
家のかみさんとうまくいってない。

ずばりでしょう。

いくら稼いだって奥さんから、
「ああ、お父さん、ありがとう、あなたのおかげよ」
というような言葉をいただかないと
金を稼いだ意味がない。

会社の数字が上がったって、
銀行との付き合いがうまくいったって、
うちに帰って、かみさんとうまくいかなければ意味がない。

どうして、そういうふうに社長と奥さんが
うまくいかなくなってしまったかっていうと、
皆さんの責任ではないんです。

あまりにも戦後、私たちは、金・金・カネ・カネと、
経済というものが人生の生き甲斐になってしまった。

人を愛することによっていかに素晴らしい世界が
出現するかということについて関心を持った人が、
男女を含めて今日甚だ少なってしまったのです。

男女の愛というものに本当に生き込むことができれば、
お金があっても、地位があっても、
名誉があっても宜しいが、逆に、お金がなくても、
地位がなくても、まったく関係なく人生は楽しい。
男女の愛に生きるというのは素晴らしいんです。

生きる力が強くなるんです。

 

* *

<受講生の声>

「訳文を読んだだけでは分からない
当時の時代背景を境野先生が丁寧に解説くださって、
毎回『ああ、そうだったのか』という気づきがあります。
やっぱり日本人は日本の古典に触れると、心が豊かになります」

「この物語には悪人が出てきません。
例えば、生霊になってしまう
六条御息所にも理由があって、本人も苦悩している。
その心理的な描写を境野先生が詳しく解説してくれます」

「境野先生は『源氏物語』の原文は
日本人にしか味わえない情感があるとおっしゃいます。
日本人であれば、ぜひ『源氏物語』の世界観を
味わってもらいたいです。
そうじゃないと、もったいないと思います」

“博多の歴女”白駒妃登美さんも
受講生として参加された本講座。

『源氏物語』は決して女性だけの読み物ではない。
そこに描かれた人間の真実の姿と
愛の本質を学ぶことで、
男は磨かれ、女は輝きを放つ!
まさに人間学の最高峰が、ここにある」

と白駒さんも推薦される一冊。

全5講、総ページ数350ページを超える
読み応えたっぷりの一冊。
『源氏物語』を初めて学ぶ方にも
ぜひおすすめします。

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40年間、受講生がやめない大人気古典講座

『「源氏物語」に学ぶ人間学』

境野勝悟 (著)

定価=本体2,300円+税

https://www.amazon.co.jp/dp/4800911702/

 

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目 次
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第1講 男の物語として読む源氏物語
第2講 結婚の歴史と愛の本質
第3講 『古事記』を読むと源氏がわかる
第4講 男は女性によって一人前になる
第5講 失われた母の愛を求めて

 

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