NHKでドラマ化されたダイヤ精機社長が『致知』に

NHKの人気ドラマ「マチ工場のオンナ」。
そのモデルとなったのはダイヤ精機社長の諏訪貴子さんです。
亡くなった父親の後を継ぎ、再建を果たすまでの軌跡は
『致知』最新号で詳しく紹介されています。

諏訪 貴子(ダイヤ精機社長)×伊藤 麻美(日本電鍍工業社長) 
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※『致知』2018年1月号
※特集「仕事と人生」P52

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【伊藤】
諏訪さんとは政府の委員会でご一緒させていただいたことがありますが、
深くお話しする機会はなかったので、きょうはとても楽しみにしていました。

【諏訪】
私もです。伊藤さんとは年齢も近くて、
お互い32歳の時に突然父の会社の社長を引き継いだという点で、
似ているところがありますよね。
だから、結構伊藤さんと間違われるんです(笑)。



【伊藤】
今度諏訪さんの話がドラマ化されるって聞きました。

【諏訪】
そうなんです。2013年に出版した『町工場の娘』が原作となって、
NHKの金曜夜十時の枠で「マチ工場のオンナ」というドラマが
11月24日から全7回で放映されます。

舘ひろしさんと内山理名さんが私たち親子の役を演じてくださっていて、
主題歌は松田聖子さんがストーリーに合わせて作詞作曲を手掛けてくださったんですよ。

【伊藤】
へえ、すごい。

【諏訪】
会社名が「ダリア精機」で、最初に競馬の話が出てくるんですけど、
馬の名前が「スワダイヤモンド」(笑)。

【伊藤】
面白いですね(笑)。

【諏訪】
伊藤さんの会社は違いますけど、
まだやっぱり中小企業って景気がいいというところまで行ってないので、
このドラマが少しでも経営者の方のモチベーションやヒントになればと思っています。

高度経済成長の後期に創業された経営者がいまバトンタッチを迎える時期になっていて、
これからが中小企業の事業継承のピークに当たるんですよ。

伊藤さんもそうですけど、私は人よりも早く事業継承をして、
何をしたらいいのか全く分からない中、何とか赤字の会社を立て直してきましたから、
これまで自分が培ってきた経営手法をすべて公開しようと。

新聞や雑誌の取材を受けたり、本を書いたり、Facebookで発信したり、
一番力を入れている講演活動は全国各地で年間100回くらい。

【伊藤】
ということは、3日に1回ほどのペース。

【諏訪】
なので、どこに行くのも全部日帰りできるようにしています。
で、朝は必ず会社に行くと。
うちは自動車や機械の部品を測定するゲージという製品を主につくっていて、
年商3億円、社員数34名のすごく小さな町工場なんですけど、
本気で中小企業の活性化を考えて日々活動しています。

それには、中小企業の活性化に熱心だった父が
64歳にして志半ばで逝ってしまったので、
その志を引き継がなきゃいけないという思いもありますね。

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