社員が急激に変わる瞬間


◇ あなたの人間力を高める ◇
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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.11.17


1,200年以上の歴史を誇る
老舗・傳来工房が、いま
人材育成を原動力にして
大きく躍進しています。

根気よく人育てに取り組んで
こられた社長の橋本和良さんが語る
その人育ての秘訣とは──。

────────[今日の注目の人]───

☆ 社員が急激に変わる瞬間 ☆

橋本 和良(傳来工房社長CEO)

※『致知』2016年12月号【最新号】
※特集「人を育てる」P36

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──会社を変革する上で
  留意なさったことは何でしょうか。


やはり社員を根気よく
指導していくこと、
これに尽きますね。

私がいつも言っているのは、

「毎日コピー用紙一枚ずつで
 いいから進化しよう」

ということです。

コピー用紙のように薄い紙でも、
5年、10年積み重ねていったら
こんな厚みになる、と励ますんです。

そうして根気よく指導を続けていると、
社員が急激に変わる
瞬間というのがあるんですね。


橋本社長②


私はこれを「臨界点を迎える」
と申し上げているんです。


──臨界点を迎える。


臨界点というのは、
例えば紙が燃え出したり氷が
水になったりするように、
物質が急に形を変える瞬間です。

例えば、鋳物の職人さんというのは
シャイで、最初はまともに
挨拶もできない人が多いんですね。

けれども根気よく指導を続けていると、
挨拶ができるようになるんですよ。

するとお客様が、

「こんな立派な挨拶のできる人
 のつくったものなら間違いない」

「どうせなら、こういう人の
 つくったものを使いたい」

と感動されて、一介の職人さんが
最強の営業マンに変わるんです。

当社では、見学されたお客様に
アンケートをお願いして、
必ず社員にフィードバックしますから、
お客様の感動の声を見た社員は、
そこからまたグッと伸びますね。


ですから人を育てる
ために大切なことは……


※チャレンジ精神に富んだ
 企業体質づくりに
 精魂を尽くした橋本さんの
 取り組みについては、
 本誌でお楽しみください。

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