広島のマザー・テレサ


その慈愛の深さから
「広島のマザーテレサ」と呼ばれる
中本忠子さん。

中本さんは三十五年間にわたって
身寄りのない貧しい子供たちに
無償で食事と居場所を提供し続けています。

───────「今日の注目の人」───

☆ 人間の真の優しさとは
  見返りを求めない ☆

中本 忠子(「食べて語ろう会」理事長)
   
※『致知』2017年5月号【最新号】
※特集「その時どう動く」P44

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――この活動を始められた
  きっかけを教えてください。

少し遡って話すとね、
私は二十一歳で結婚して、
三人の子供を授かりました。

だけど、一番下の子が
生まれて間もなく
夫が心筋梗塞を患って亡くなったんです。

私の父が江田島で
セメント加工業を営んでおったので、
その会社で働きながら、
子育てをしていました。
  

中本さん


――女手一つで
三人のお子さんを育てられたのですね。

ええ。その後、昭和五十五年、
四十六歳の時に
中学校のPTAの役員になったんです。
あの頃は、シンナーがすごく流行って
学校が荒れとった。
だから、役員に立候補する保護者もいなくてね。
ある人から推薦された時に私は断りもせず、

「ああ、それじゃやらせてもらいましょう」

って、すぐにPTAの役員になったんよ。
  
──即諾された。

そうしたらやっぱり放任家庭が多いもので、
夜子供たちが警察に補導されても
親は迎えに行かない。
学校の先生も忙しい。
それで結局、私が連れに行く。
 
そんなことを繰り返しているうちに……



※中本さんは子供たちと
 どのように向き合い。
 その心を大きく
 変えていかれたのでしょうか。
 感動的な実話は最新号をお読みください。

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