幸せはどこにあるのか

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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.12.18


私たちは幸せはどこか遠くにあると
思って追い求めがちです。
そして、最も身近にある大切なことを
忘れてしまいます。

鈴木秀子さんの好評連載
「人生を照らす言葉」は
その大切なことを
私たちに教えてくれます。

────────[今日の注目の人]───

☆ 幸せは既に目の前にある ☆

鈴木 秀子(国際コミュニオン学会名誉会長)


※『致知』2017年1月号【最新号】
※連載「人生を照らす言葉」P100

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勉強会に参加した
女性のお話を紹介しましょう。

この女性には、生まれつき
知的障碍のあるお子さんがいます。
その子が生まれたばかりの頃、親戚から

「うちにはそのような
 血統はないのだから、
 あなたの家系にあるんでしょ」

とか、

「妊娠中のあなたの生活が
 悪かったのよ」

とか、

多くの辛い言葉を浴びせられたようです。


この女性の唯一の願いは、
男の子が少しでも一人前に近づき、
税金を納められるだけの力をつけて
自立してくれることにありました。

周囲の冷ややかな視線や言葉に
押し潰されそうになりながらも、
彼女は息子さんの成長のために
力を尽くしました。

いい医者がいると聞けば、
どんなに遠くても連れて行き、
勉強も教えました。


しかし、いくら頑張ってみても、
目に見えるだけの効果は
なかなか表れませんでした。

努力して治療や教育を続ければ
必ず幸せへの道は開けてくる、
そのためには
何としてもこの子を変えなくては、
という一念だったそうです。


息子さんが14、5歳に
なった頃のことです。

その日も、彼女は息子さんを
病院に連れて行っていました。
名医がいるとの噂を聞き、
遠くにまで足を運んだのです。


しかし、一縷の希望を託して
診察を受けてみたものの、
やはり結果は同じでした。

治療費ばかりが膨らむ一方で、
全く効果が見えない現実に落胆し、
精神的、肉体的にもどん底の状態でした。
 
重い足取りで家路につき、
玄関のドアを開け、
畳の上にへたへたと
座り込んだ時のことです。

息子さんが「お母さん」と声を掛け、
ニコッと笑いながら
コップ一杯の水を
差し出してくれたのです。


彼女が目を覚まされたのは……



※息子さんのこの行為は
 母親に大切な気づきを与えました。
 そして、この日から彼女の生き方は
 大きく変わるのです。
 この話の続きは最新号で。

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