働き盛りを襲う突然死


心臓の病気が原因で
起こる心臓突然死。

その数は年々増加傾向にあり、
現在、年間約7万人ですから、
交通事故死を遙かに上回ります。

それも最近では、心臓病と
縁のなさそうな働き盛りに多いとか。

あなたは、大丈夫ですか?

───────「今日の注目の人」───

☆ 働き盛りを襲う突然死 ☆

杉岡 充爾(日本循環器学会専門医)

※『致知』2017年3月号【最新号】
※連載「大自然と体心」P132

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働き盛りの元気な人や、
特別な自覚症状もない人の
心臓突然死は
なぜ起こるのでしょうか。


心臓突然死の主な
原因は二つあります。


一つは、加齢とともに心臓や
血管が老化し、動脈硬化、
つまり血管がどんどん硬くなって
最終的に詰まってしまうケース。


もう一つは、血管そのものは
健康でも、ストレスからくる
緊張からその収縮と拡張の
サイクルが狂ってしまい、
痙攣などを起こして突如血液が
遮断されてしまうケースで、
これが働き盛りの突然死に該当します。


突然死といっても、
ある日突然心臓や血管が
悪くなることはありません。

実はその何年も前から体は
悲鳴を上げていたはずなのです。


漢方医学では、
病気と診断されないけれども、
慢性疲労や肩こり、頭痛、
便秘など、不快な症状がある
状態のことを「未病」といいます。

では、病気でも未病でも
なければ健康かというと、
そうではないのです。

実は、健康と未病の間にも、

「症状はないけれども、
 健康でもない」

という盲目のステージが
隠されており、私はそれを
「潜病」と呼んでいます。


特別な自覚症状もなく、
病気と診断されないため、
自分が潜病であることには
なかなか気づきません。

しかし放置していると、
潜病から未病、未病から病気へと
徐々に悪化し、人によっては
いきなり死に至ることもあるわけです。


例えば、自分は元気だと
思い込んでいる人の中にも、
コーヒーや栄養ドリンクの類いを
飲まなければ仕事が
できない人がいます。


これは……





※突然死の原因として挙げられる
 「副腎疲労」。その予防法となる
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