人生は一夜にして変わる


官僚としてキャリアを重ねる中、
身に覚えのない罪で逮捕、
勾留された村木厚子さんを
ご存じの方も多いでしょう。

増田明美さんとのご対談の中で、
ご自身の体験を語られています。

───────「今日の注目の人」───

村木厚子(元厚生労働事務次官)
   ×   
増田明美(スポーツジャーナリスト)

※『致知』2017年6月号【最新号】
※特集「寧静致遠」P54

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【増田】
それにしても村木さんは、
本当に大変な事件を
乗り越えてこられましたね。


【村木】 
そうですね。

あれは「凜の会」という組織が
障害者団体を装って、
格安料金で郵便物を
発送していた事件でした。

凜の会の偽の障害者団体証明書が、
私の指示で発行されたという
疑いをかけられて、
逮捕されたわけです。
 
偽の証明書が発行されていることが
分かった時にはまさかと
思っていたんですけど、
係長さんが逮捕され、
取り調べが進むうちに、
なぜか全部私の指示で
行われたことになっていって、
マスコミに追いかけられて
どこにもいられない
状況になってしまったんです。

村木さん

ですから、20日後にやっと
検察から呼び出しを受けた時には、
これで分かってもらえると
思ったんですけど、
半日取り調べを受けた後で、
「あなたを逮捕します」と。


【増田】 
どんなお気持ちでしたか。


【村木】 
びっくりしました。

最悪のことが起こったなと。
 
すぐに家族に知らせなければと
思ったんですけど、
あいにく夫は海外出張中でした。

自宅にいる娘がテレビをつけたら
お母さんの逮捕が報じられていた、
という状況だけは避けたかった。
 
ちょうど検事から、

「家族への連絡はこちらからするので、
 連絡先を教えてほしい」

と言われた時に、
電話番号を探すふりをして……




※村木さんはこの窮地にあって、
 どのように対処されたのでしょうか。
 詳しくは最新号をお読みください。



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全国の『致知』読者から届いた声
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日本に立派な方々が存在している
ことに日々感動しています。

先人たちの知恵を受け継ぎ、
未来の日本を背負う子供たちに
希望の指針となってほしいと思い、
読ませていただきます。

  ───山内基史さん/福井県

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