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雀鬼が説く勝負における一番の敗因とは?

麻雀代打ちで20年間無敵の伝説を持ち
「雀鬼」と恐れられた桜井章一さん。

「勝負における敗因の99%は自滅です」
とは、その桜井さんの名言。
桜井さんはこの言葉にどのような思いを込めたのでしょうか。

羽生善治さんとの対談の中からその答えを探ります。

桜井 章一(雀鬼会会長)×羽生 善治(将棋三冠)
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※『致知』2017年10月号
※特集「自反尽己」P66

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【羽生】 
以前桜井さんは、負ける時の99%の理由は
自滅だとおっしゃっていて、
言われてみれば確かにそうだなと納得しました。

例えば、こう指してこられたら困るなとか、
こうやったら負けるなとか思うのは、
実は相手の思考ではなくて自分の思考なんですね。

自分で考えて、自分で負けているんですよ(笑)。

だから負ける理由が自滅だというのは、
すごく納得させられたんです。

【桜井】 
考え過ぎると、怪我が多くなるんです。
心の怪我、考え方の怪我が。
考えるのにも怪我があると僕は思うんです。
 
羽生さんはそういう怪我をほとんどしない人だけど、
僕が見てて、こいつ考え過ぎて怪我してやがるなって
いう人がいっぱいいる。

自分は頭がいいとか、考えることはすべていいことだと思い込んで、
精神や肉体をおかしくしてしまっているんです。

【羽生】 
桜井さんは道場で瞬間瞬間に打つ練習をなさっていますけど、
あれは考えないための練習という面もあるんじゃないでしょうか。

【桜井】 
そうそう。考えるって意外といい結果に結びつかないこともあるんです。

人間は弱いものですから、欲とか損とか怖さとか
不安とかずる賢さとか、そういうものが考えの中に入ってしまってね。
 
僕は「間に合う」っていうことも大切にしていて、
目の前の一つひとつのことにちゃんと間に合わせることで
物事がスムーズに進んでいくんですが、考えないということは、
間に合わせるためにも大切なんです。
 

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