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仕事を楽しむ工夫術

ファンクショナル・アプローチという
問題解決方法を駆使し、
10年間で2,000億円のコスト削減を実現──。
横田尚哉さんは業界屈指の
経営コンサルタントとして知られています。

そんな横田さんの若い頃の心構えとは。

横田 尚哉(ファンクショナル・アプローチ研究所社長)
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※『致知』2017年11月号
※特集「一剣を持して起つ」P22

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私は大学生の時、土木の分野に力強さを感じましてね。
橋梁とかダムとか、そういう大きな仕事に携わりたいなと。

で、土木の分野で一番大きな会社はどこだろうと調べたら、
パシフィックコンサルタンツという名前が挙がってきたんです。

当時はエンジニアの国家資格が17種類ありまして、
すべてのエンジニアを有していた唯一の会社が
パシフィックコンサルタンツでした。

私はそこに魅力を感じて、入社したわけですね。
昭和62年のことです。

(中略)

とにかく最初は会社の様子が分からないので、
どうやって馴染もうかなといろいろ考えていましてね。

で、私の中で決めたのがまず一番に出社しようということでした。
 
会社の鍵を開けているのは誰なのか。
聞いてみると庶務の女性がいつも早く来ているらしい。

庶務の女性にいつも何時に出社しているのかを尋ね、
その5分前に来て鍵を開けるようにしたんです。
 
私が鍵を開けたら勝ち、庶務の女性が開ければ負け。
このようにゲーム感覚で捉え、毎日を過ごすようになったんですね。

すると、30~40人くらいの部署なんですけど、
誰が何時に来るのかという行動パターンや
一人ひとりの性格が分かるようになってきた。

それと、もう一つやったのが電話を真っ先に取るということです。
当時は電話が一人一台じゃなかったので、
誰かが取って引き継ぎをしなきゃいけないんです。

先輩は忙しいから電話を取らない。新入社員が渋々取る。
どちらかというと電話番って嫌な役ですよね。
 
でも、私はそれをあえて誰よりも早く一番に取る、
どんな状況であろうがワンコールで
取るようにしていました。

その理由は二つあって、一つは……

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